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傷ついたインナーチャイルドと機能不全家庭             2010/7/15
傷ついたインナーチャイルド をもっているほとんどの人は、機能不全家庭 のなかで育ってきています。機能不全という言葉の通り、家庭として機能していない家庭 のことです。

昨今 幼児虐待、親による子供に対する身体的、精神的な虐待が取りざたされていますが、その親もおそらく、ひどい虐待を受けてきた、大きなトラウマをもっているインナーチャイルドがあります。自分が保護され、愛されてた記憶がなく、自分の中のインナーチャイルドの部分を愛おしく思えてない、大人になりきれてない人たちなので、忍耐力がなく子供を育てることが難しいのです。

だから駄々をこねたり、いやだという自分の子供出すエネルギーに対して、自分のなかの 子供(トラウマを持ったインナーチャイルドの部分) で反応してしまい、同じようなエネルギーで返すのですが、体のほうは大人だけあり、力もあるので、暴力という押さえつけやコントロール支配をしてしまっています。子供のとき、自分が親には反発できなかったので 今度は自分の子供へと、親である私に対し、反発できないように徹底的に押さえつけていきますが、痛みを感じる感情をどこかにおいてきてしまってるので、子供がそれをやられると 痛いとか、死んでしまうとかいう 生死の感覚もわからなくなって、ズレてしまっているのです。

機能不全家庭とは? 

機能不全家庭とは

一言でいうなら、子供のニーズを満たしてあげることのできない家庭です。この家庭では、家族全員が子供のように振る舞い、自己中心的で精神年齢は8歳以下です。
さらに子供のニーズを満たさないばかりでなく、逆に親のニーズを子供が満たしてあげることが、この家庭の大きな特徴です。

生存本能

生まれたばかりの赤ちゃんは自己中心的です。赤ちゃんの生存能力はお母さんにかかっているので、本能的に母親を求めます。生存するために親の言うことを聞かなくてはなりません。やがて親の求めることを自分で振舞うようになります。機能不全の家庭では、子供は感情を表すことを許されていません。このような家庭の子供は大人のニーズを察しなければなりません。

親のニーズ

「泣くんじゃない」「静かにしなさい」「そんなことをするな」「こうしなさい」「そんなふうにしているな」「〜すべき」「〜すべきでない」「おまえは〜できない」「おまえはいつも〜だ」「おまえは絶対〜できない」など。親はしばしばこのような言葉を使って子供の感情を押し殺すことを要求します。従わないときには「二度と私にむかって大声を出さないで・・・。さもないとぶつわよ」と言われたりします。そして、実際に子供が恐がったり、怒ったり、悲しんでいるとぶたれるのです。

親の不完全さを満たすためのニーズ

親の満たされていない思いを満たすために、しばしば子供が利用されます。

  • ママのかわいい男、
  • ママの夫、
  • ママの親友、
  • ママのママ、
  • パパのかわいいお姫様(赤ちゃん人形)、
  • パパの妻、パパの相棒、
  • パパのパパ。

しかも、性別にかんけいなく、たとえば、

  • 代理配偶者、
  • ママのママ

になることがあります。

すなわち、

  • 少女は母親の代理にもなりうるし、
  • 少年は父親の代理にもなりうるのです。

そして、このような状態で親の不完全な思いを満たすためのニーズ を子供が果たさなくてはならなくなるのです。子供は生活能力を親に依存していますので、親に見捨てられることは、すなわち、死を意味しますから、生きていくために、生存本能として、親の言うことが(正しいのであれ、正しくないのであれ)従わざるを得ないのです。

そうやって、傷ついたインナーチャイルドが形成されていきます。

機能不全の家庭で育った人の特徴

  • 本当の気持ち、感情に気付かない 幼少の頃から、ずっと感情を表すことを許されてなかったので、おおきくなっても自分の感じている本当の感情を抑える傾向があります。感情はおさえ続けると、たまって、さらに凝縮されていき、それが堅く縛られたツボの中に熟成されていくような、まるで、何十年も漬け込んだ果実酒のようになっていきますから、空けるのが意識の上では怖くなります。そうすると、ますます漬け込まれていくと、抑圧感、ウツ傾向をもちながら日常を送る人になっていきます。
  • 自分のことはないがしろにする 自分のことよりも、先に周囲のことを優先している傾向が強くなるがため、自己犠牲になります。常に親のニーズを満たしてあげるために、親の感情には敏感であったがため、大きくなっても、自分の感情には気付かず、周囲の感情に異常に気をつかう傾向になります。さらに、親のニーズを満たすが、自分の存在価値とまでおもっていると、自己価値観の低さと自信のなさ、自分のこの世の存在理由への疑問などを持ち続ける傾向になりえるかもしれません。
  • 相手に振り回される 相手のニーズに敏感でいろいろとやってあげること、それ自体はいいとは思うのですが、その相手が、他人をコントロールするタイプ、周囲を犠牲にしてでも自分のニーズを絶対満たしてやると思っているタイプに出会ってしまうと、その相手のニーズに振り回されて、自分が疲れてしまう傾向もあるかもしれません。たとえば、本当はいやなのに、相手が欲しがっているニーズ(欲求)に敏感なために、無理をして相手のニーズにこたえてしまって、結局自分を犠牲にした、という感覚を持つのかもしれません。


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